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ホラー映画『ZOOMBIE ズーンビ』のあらすじ・ネタバレ・評価!

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希少動物の保護も兼ねた巨大動物園が、感染系ゾンビパニックに見舞われるのが本作です。

人間タイプはおらず、登場するゾンビは全て動物タイプという画期的(?)なゾンビものであります。

独特の設定とロケーションが紡ぐのはどんな物語なのでしょうか?

それでは、レビューを行っていきます。




 

あらすじ・作品情報

ZOOMBIE ズーンビ

開園を間近に控えたエデン野生動物園。

絶滅危惧種の保護を目的とするこの動物園では、動物たちが自然の中で自由に暮らしており、広大な園内を歩きまわる動物たちの居場所をアプリで確認できるのも魅力のひとつだ。

園内で職員たちの研修が行なわれる中、診療所で治療を受けていた猿が発作を起こして絶命する。

ところが、猿は突如としてよみがえり獣医を襲撃。

さらに駆けつけた警備員も食い殺して外へ逃げ出してしまう。

報せを受けた園長エレンは、すぐに動物園を封鎖するが……。

引用元:映画.com

2016年に公開された映画です。

おそらく動物園の英語「ZOO」をかけたタイトルだと思われます・・・。

 

『ZOOMBIE ズーンビ』の予告編

 

『ZOOMBIE ズーンビ』の良かったところ

予算の割に大きなスケール感

ちょこっとしたメイクと緩慢な動きでそれらしく見えるゾンビ映画は、B級映画や低予算映画の宝庫です。

本作も決して予算たっぷりのメジャータイトルではありませんが、スケールの大きさを示す演出には成功しています。

 

冒頭のみならず、合間にはさまれる空撮シーンは、緑の豊かさと施設の規模がうかがい知れますし、野外での映像も、生い茂る木々や時間とともに移ろいゆく景色を描写しています。

また、移動兼アトラクションとしてジップラインを準備しているなど、園内の広さが想像できる要素が用意されています。

 

とある勇者
一瞬だけ登場する特殊部隊やヘリも、作品の規模を大きく見せる効果を放っているね!
工夫を凝らした作品だね。
はらちゃん

 

史上初(?)の動物ゾンビがいっぱい

人間の生活圏に存在するカラスや犬は、映画やビデオゲームの中でよくゾンビ化します。

今となっては新鮮味もありません。

本作は希少動物も収容している巨大動物園なので、野性味あふれる動物、珍しい動物がどんどんゾンビ化していきます。

逆に人間はゾンビ化しません。

 

通常のままでも抜群の攻撃力をもつライオンは、ゾンビ化して耐久力と持久力をあわせもつ厄介なモンスターとなります。

意外と気性が荒いと言われているキリンはゾンビ化にあわせて凶暴化し、二匹がかりで人間を真っ二つに裂くという暴れぶり。

その愛くるしさで様々な場所でマスコットにされるコアラはユーカリそっちのけで人間を襲い、動物好きだった少女を動物嫌いに変えてしまいます。

みんな大好きゴリラもゾンビ化、動物園のシンボル的存在が知能を失って見境なく襲ってきます。

 

はらちゃん
絶滅寸前の希少ゴリラなので、ボス感も出ていて、ゲーム好きの方はわくわくしそうな演出です!

 

動物に負けないワイルドさ。濃いキャラクター陣

動物に負けず劣らず、登場人物もワイルドかつ濃いキャラクターが多いです。

シングルマザーの科学者エレンは、頭でっかちの学者ではなく行動力もあり、この非常事態を乗り切るため園内を仕切っていきます。

その娘シーアは、ゴリラを友達にして育ったという変わり種です。

ゾンビコアラとの戦いに勝利したあと、黙々と血まみれの顔をふく姿はけっこうシュール。

ただ泣き叫ぶだけのかわいい幼児じゃございません。

 

「厄年何回分?」と言いたくなるほど悲惨な目にあったのが、男気あふれる警備隊長のレックス。

最初に首を猿にかまれ、その後ゾウに足を踏まれ、最後はゴリラに頭をつぶされるというとにかく悲惨なキャラ。

こういう悲惨な目にあうのは、自分勝手で視聴者をイライラさせるキャラが多いのですが、珍しくナイスガイが餌食になっております。

 

最初は気弱で大人しかったゲージは、スーツが破けるたびに「ワイルドだろぉ?」と言わんばかりにたくましくなっていきます。

最終的にはうまいこと両手両脚の先端が破けて半袖短パンスーツとなり、服が破けるたびに性格もワイルドになる謎のヒーローと化しております。

あのスーツは彼の野生を抑制する拘束服だったのでしょうか?

 

ビデオゲーム『バイオハザード5』に登場するシェバに雰囲気と声が似ている新人警備員のレスリーは、高所恐怖症という弱点はあるものの、抜群の戦闘能力をもっており、警備隊長レックスなきあと戦闘でみんなを引っ張ります。

とにかく射撃している姿が多く、後半は女コマンドーと化しています。

 

そのほか、マッチョなAJ、わがまま娘アンバーなど個性的なメンツが揃っています。

鳥マニアのインターンや、鳥マスターのチェルシーもいい味出してます。

 

とある勇者
個性的なキャラクターなので、印象に残りやすいね!
この人誰だっけ?というのがあまりないのが良いね!
はらちゃん

 

悪趣味?オマージュ?けっこうえぐいグロ描写

CGを多用しているため、生々しさはあまりないのですが、けっこうなグロ描写が含まれています。

冒頭の感染開始シーンでも目玉をえぐられていますし、ゾンビ化した人が襲ってくる通常のゾンビものに比べても、グロに関してはがんばっている印象です。

 

エイリアンへのオマージュなのか、研究員の体内からは小型の猿が飛び出してきますし、インパクトのあるシーンも多いです。

そんじょそこらのゾンビ映画では太刀打ちできない強烈なシーンが、体内に鳥の巣を作られたチェルシーが絶叫するところ。

グロ描写はもちろん「巣を作られている!」という台詞がシュールで素敵です。

はらちゃん
この悪趣味さは、ホラー映画的にはおいしいですね・・・。笑

 

『ZOOMBIE ズーンビ』のイマイチなところ

ぬぐいきれないCG感

潤沢な予算といえない中、希少動物をがんばってCGで表現していますが、やはりメジャータイトルと比べると粗さが目立ちます。

特に動物の動きがなく、じっくりと視聴者が観察できるシーンだと、「いかにもCG」という印象がぬぐえません。

 

動きのあるシーンだと、描画自体の粗さはごまかせるものの、重さやためを感じさせないCG特有の「動きの軽さ」が出てしまいます。

「感染によりゾンビ化した動物たちは物理法則を感じさせないほど身体能力がアップしたのだ!」と言い訳できる作品ではありますが・・・。

 

かなり雑なストーリー

スケール感アップのためにいろいろ工夫をしているものの、メインキャラクターと絡むことなく、スケールアップ要員を処理しているので、ちぐはぐな印象を受けます。

特殊部隊は大した戦闘描写もなく全滅してしまいますし、動員された警察は園の外を囲み、最後にヘリを飛ばすだけであとは出てきません。

「これから警察やCDCと力を合わせた大規模作戦が行われるんだろうなぁ」と期待した視聴者は、肩を脱臼するレベルの肩すかしを食らいます。笑

 

感染の拡大を防ぐため、機動力がある鳥類の保護・飼育施設を爆破しますが、たとえ鳥類を全滅させたとしても、他の動物は生きているわけですし「全てが終わった」みたいな雰囲気を出されても困ります。

 

そして、結局はフェンスを乗り越えて外へ出るという専門性も園内の知識もいらない脱出方法の雑さは、戦闘を経てどんどんワイルドになっていく一行に、ある意味ぴったりです。

真面目に感染拡大を防ぐのなら、ヘリに乗りこむ前に検疫が必要だと思うのですが、そんなものどこ吹く風なのです。

 

いっそコメディに振り切って欲しい意味不明シーン

映画として全体的な構成が雑なため、所々に意味不明のシーンや動きが存在します。

なんか起こしそうな雰囲気の不真面目アンバーがやらかしてくれたのはいいのですが、車を奪ったあと、死にかけになっていちいち戻しにくる謎のプレイをします。

絶命寸前の血まみれ状態でなめらかに運転できる精神力の持ち主なら母親なんて怖くありませんよね?

死にかけになって車を届けに来たのは実家がレンタカーを営んでいて、その習性なんでしょうか?

ただ、車を移動するためのキャラになってます。

 

猿って動物の体内にもぐる習性とかありましたっけ?

人間の体に隠れたくなる症状がウイルスに含まれているのでしょうか?

それに気づかない被害者もどうかと思います。

ハムスターならともかくあのサイズですよ。

どれだけ鈍感なの?

 

暴れる鳥を手にもってピンチを演じるのはやめていただけないでしょうか?

予算は確かにかからない演出ですが、完全にコントもしくは学芸会になってしまいます。

チープな演出をあえて入れるのなら、もっとコメディありきの作品にして欲しかったです。

 

『ZOOMBIE ズーンビ』はこんな方にオススメ

『キラークラウン 血の惨劇』は下記のような方にオススメできる映画です!

こんな方にオススメ

  • 人間のゾンビものに飽き飽きしている方
  • ゾンビコアラ撲殺幼女というシュールなレアキャラを拝みたい方
  • 服が破れるごとに戦闘力が上がる変なキャラを見たい方
  • スケールの大きな空撮が好きな方
  • 粗さの目立つCGにも努力賞をあげられる方
  • ビデオゲーム『バイオハザード5』のシェバが好きな方



 

『ZOOMBIE ズーンビ』を視聴できるVOD

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『ZOOMBIE ズーンビ』のまとめ

ホラー映画『ZOOMBIE ズーンビ』について、ご紹介しました。

いろいろ雑なところがあるものの、ひたすら希少動物たちをゾンビ化させる、一種突き抜けた映画が本作です。

数々のシュールなシーンや流れをギャグとして楽しめる作品でもあります。

真面目にホラー映画を視聴する人にとっては、少し頭が痛くなる作品かも知れません。

総合評価

2.0点 / 5.0点

最後までお読み頂きありがとうございました。




 

この記事の著者の執筆作品

オブザデッドレビュー34発

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