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映画『サウンド・オブ・ノイズ』のあらすじ・ネタバレ・評価!

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今回はスウェーデン・フランスの映画『サウンド・オブ・ノイズ』のレビューを行います。

突然現れ、演奏を始める音楽テロリスト達と、それを追う音楽嫌いの警察官アマデウスによるクライムサスペンスです。

音楽映画の要素がありながらも、コミカルで謎の多すぎる展開ですが、テンポの良さと独特の世界観が楽しませてくれる意欲作です。

それでは早速レビュー開始です。




 

あらすじ・作品情報

サウンド・オブ・ノイズ

音楽一家に生まれながら幼いころからオンチで、音楽を毛嫌いする警察官アマデウス(ベンクト・ニルソン)は、職場でかかっている音楽であっても我慢できない。

ある日、事件現場に残されたメトロノームをヒントに捜査に乗り出す。

一方その頃、日用品をはじめ、街中のあらゆる場所でいろいろなものを楽器代わりに音楽を作り出す謎の6人組が、何と音楽テロを起こすと予告し……。

引用元:Yahoo!映画

2010年に公開された映画です。

 

『サウンド・オブ・ノイズ』の予告編

 

『サウンド・オブ・ノイズ』の良かったところ

新感覚のエッセンスに満ち溢れている

本作のジャンルとしては、とりあえずクライムサスペンスというものになるかもしれません。

しかし、本作はその“クライムサスペンス”というジャンルに収まらないだけの、多くのエッセンスが詰め込まれています。

 

主人公で警察官であるアマデウスが追う犯罪集団は、あの手この手でドラミングをして迷惑行為をするという、荒唐無稽極まりない音楽テロリスト達です。

テロリスト達のキャラクターや警察官達に至るまで、多くのキャラクターがコミカルかつシリアスという妙な空気感を持っています。

全体を通して、なんだかシリアスなようでいて、あまり笑えないようなコメディ要素が溢れているという、これまであまり見たことないような新感覚のエッセンスを味わえます。

 

よくわからないシーンが多いのですが、映画全体のテンポがすごく良いので、不思議とすんなり観られてしまったのが面白いポイントでした。

 

はらちゃん
意味がわからないことが多すぎるけれど、独特の世界観で最後まで楽しめる映画です。

 

アマデウスの特異なキャラクター

本作で主人公となるアマデウスが、非常に重要なバックグラウンドを持っています。

彼は音楽一家に生まれながらも生粋の音痴で、大の音楽嫌い。

ちょっと音楽を聴こうというものなら、耳から出血してしまうほどの拒否反応を示します。

 

そんな音楽嫌いの彼ですが、彼には不思議な能力があり、テロリスト達が楽器として使用した物や人の音が全く聞こえなくなってしまうというものです。

この設定ははっきりいって全く意味がわからないんですけど・・・。笑

 

その不思議すぎる能力のおかげで犯人達に唯一たどり着けましたし、彼が描く壮大なクライマックスが生まれるのでよしとしましょう。

彼が終始冷静に難しい顔をしているせいか、映画全体に不思議なシュールさが漂っている気がしました。

 

音楽テロの数々

本作が特異である理由は、ドラマー達によるドラミングをベースにした音楽テロが行われるという点からでしょう。

テロリストである彼らは、元々腕利きのドラマーなので、そのリズム感を活かして音楽を奏でます。

イメージとしては、一昔前に話題となった“ストリートドラム”に近いでしょうか。

ストリートドラムとは、バケツなどの日用品を用いて音楽を奏でるようなパフォーマンスですが、あれと同じようなことを、本来であれば許されるはずのない病院の手術室や銀行でゲリラ的に行っちゃいます。

手術室の様々な機材や銀行のデスクにあるスタンプなどを使って音楽を奏で続けるパフォーマンスは、一見の価値ありです。

 

まぁほんとのほんとに疑問なんですけど、そもそもどうしてそんな場所で効率の悪すぎる“ドラミング”という犯罪を行うのか全く理解できませんが・・・。笑

そのアイデアを映像化してくれただけでも、ありがたいので必見です。

 

アマデウスによる楽器破壊のシーン

本作の終盤で、アマデウスはその音楽嫌いの性格を遺憾なく発揮します。

捜査のために警察署に集められた音楽家達が持っている楽器を、これでもかと叩き壊していくのです。

 

私は楽器などを購入したことがないのでわかりませんが、間違いなく彼が破壊しまくったギターやバイオリン、ドラムに金管楽器などはそれなりに値が張るものだと思います。

観ていて勿体無いなーと思う部分もありつつ、ある種の痛快さも感じられました。笑

 

テロリスト達のさまざまな場所での演奏劇もそうですが、本作では今までありそうでなかったシーンが結構あり、この楽器破壊のシーンも何か新しいものを見られたような気がしましたね。

 

壮大なフィナーレ

音楽テロリスト達を利用してアマデウスが仕掛ける壮大なフィナーレが、本作の最大の見どころです。

きっと私だけではないと思うのですが、初めは彼が何をしようとしているのか全く理解できず、やきもきした方が多いのではないでしょうか?

しかし、彼は結局、街中を巻き込んで全ての音を無にしてしまおうという、あまりにも壮大すぎる計画があったんですね。

 

いやー、彼は警察官の風上にも置けない人物ですね。(汗)

自分の職務も全うせず、ただただ自分が音楽嫌いだという理由だけで、犯罪者に加担して街中を巻き込んでしまうのですから・・・。

 

最後に流れるボサノバの歌と、無音の中で空間を楽しんでほくそ笑んでいるアマデウスの表情が、映画が終わった後も印象に残り続けますね。

 

とある勇者
そういえば、彼が笑っているシーンって劇中でもほとんどなかったね。
だからこそ、最後の最後での彼の表情が印象に残るのかもしれませんね。
はらちゃん

 

『サウンド・オブ・ノイズ』の惜しいところ

基本的に意味がわからない

本作には、鑑賞中に「???」となってしまうシーンが多々あります。

単なるシーンだけでなく、映画全体のテーマや根幹となる部分に謎が多すぎます。

 

まず、主人公であるアマデウス。

彼は音楽一家に生まれながらも、自分だけは音痴で音楽嫌いというキャラ設定は非常に面白いのですが、なぜ彼だけは犯罪者達が残した証拠品の音が聞こえないのでしょうか?

病院の手術室で、演奏として使われた器具や被害者の声など、アマデウスにはその音が全く聞こえません。

一体なぜ??

この辺りはストーリー展開においては、すごくすごく大事な部分だと思うので、なぜ彼が唯一テロリスト達に対抗する術があったのか、もう少し説明が欲しいところですね。

 

そして何と言っても、犯罪者集団のリーダーであるサナの説明が足りません。

彼女を筆頭とするグループは、なぜかドラマーを集めて計画的犯罪を行おうとしているのですが、彼女達の目的、ポリシー、一体なぜ音楽という手段を用いてテロを起こそうとしているのか、全くもって意味不明です。

 

さらに、自分たちの行為を世の人に知らしめるには病院や銀行など、あまりに分かりにくい場所を選びすぎているのも気になります。

本作のストーリーはサナをはじめとするテロリスト達の目的が最も根幹になるはずなので、この動機付け・目的がほとんど語られていない本作では、一体彼女達は何をしたいのかが全くわかりませんでした。

きっと“音楽を使ったテロ”というアイデアが先行しすぎてしまったためだと思いますが、もう少しでも彼女の裏話を掘り下げてくれるだけで、すんなりとストーリーが流れたのになと感じました。

すごく面白いアイデアに満ちている映画なので、強引にでも理由づけをはめていけば、かなりスムーズだったなと感じました。

 

『サウンド・オブ・ノイズ』はこんな人にオススメ

『サウンド・オブ・ノイズ』は下記のような人にオススメできる映画です!

こんな人にオススメ

  • ストリートドラムが好きな人
  • 映画ならではのドラミングを楽しみたい人
  • 音楽が大嫌いな人
  • シュールな映画が好きな人
  • 壮大なクライマックスが見たい人
  • スウェーデンが好きな人
  • メトロノームフェチな人

音楽が大嫌いな主人公が、音楽をめちゃくちゃにする音楽映画です。

これまでの価値観とはひと味もふた味も違うテイストに満ち溢れている意欲作です。

ドラマー達の奏でる奇想天外な音楽シーンが見所です。




 

『サウンド・オブ・ノイズ』を視聴できるVOD

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『サウンド・オブ・ノイズ』のまとめ

映画『サウンド・オブ・ノイズ』について、ご紹介しました。

スウェーデンとフランスの映画ということでしたが、やはりハリウッドとは一味違うシュールさが漂うコメディテイストなクライムサスペンスでした。

打楽器のように演奏することでテロを起こすというアイデアも面白いですし、それに唯一対抗できる存在が大の音楽嫌いであるアマデウスという点も、うまくできていると思います。

演奏シーンは、個人的にはノリノリになるような音楽ではないと思いましたが、独特のリズム感あふれる演奏シーンは、観終わった後もクセになること間違いないでしょう。

観終わった後、タイトルである『サウンド・オブ・ノイズ』を考えてみると、いろんな解釈ができるかもしれません。

総合評価

3.0点 / 5.0点

最後までお読み頂きありがとうございました。




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