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孤独感と荒涼感!映画『バイオハザードIII』のネタバレと評価!

更新日:

原作ビデオゲーム『バイオハザード』の、ナンバリングタイトルに追いつくようなペースで制作されているアクションホラー映画シリーズの三作目が『バイオハザードIII』です。

今回はどの作品がベースとなっているのでしょうか?

主人公アリスを演じるのは、アクションの似合うスレンダー美女ミラ・ジョヴォヴィッチです。

ちなみに、『バイオハザード』一作目の監督と結婚しております。




 

あらすじ・作品情報

バイオハザードIII

前作の惨劇から8年。

感染は全世界へ広がり地上が砂漠と化す中、ラクーンシティの生存者たちは、アラスカを目指してネバダ州の砂漠を横断していた。

そこですべての元凶であるアンブレラ社の巨大な陰謀を阻止するため闘い続けるアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、離ればなれになっていたカルロス(オデッド・フェール)と生存者一団に遭遇する。

引用元:Yahoo!映画

大人気シリーズ映画『バイオハザード』の第3弾です!

本作品はPG12指定となっています。

 

『バイオハザードIII』の予告編

 

『バイオハザードIII』の良かったところ

これまでにない孤独感と荒涼感

一作目は屋敷と地下施設、二作目は都市全体が舞台となっていた映画『バイオハザード』シリーズですが、三作目は砂漠化した北アメリカが舞台となります。

二作目におけるTウイルスの封じこめが失敗し、ラクーンシティから世界中に感染が拡大したという設定です。

感染が拡大した際に地球レベルで砂漠化が進み、北アメリカはその影響が顕著。

見渡す限りの砂漠と荒野は、今までのシリーズにない雰囲気。

アポカリプスを迎えたあとの孤独感がにじみ出ています。

まるでロードムービーのように、アリスが荒野の一本道をバイクでひたゆくのも印象的です。

 

アリスの服装も無人の荒野にふさわしい、防砂を意識した旅人の服装。

武装もしっかりしていて、トレードマークである二丁拳銃スタイルが進化(?)した二セットのククリナイフが見てとれます。

もちろんアクションホラーのカテゴリにふさわしい戦闘技術と身体能力で敵を圧倒します。

 

デジャブを感じさせるトリッキーな構成

「あれ?間違ってまた一作目観てたっけ?」と視聴者にデジャブ(既視感)を与えるトリッキーな構成があり、視聴者をよい意味で戸惑わせます。

トリッキーなだけではなく、のちの展開につながる要素なので、奇抜な上に効果的な演出なのです。

 

ちゃんと三作目を視聴していると判明し、視聴者が安心したところで、大量のアリスが捨てられているという衝撃のシーンがやってきます。

 

とある勇者
冒頭の流れは、シリーズものの映画だからできる技だね!
どうにか変化をつけたい制作陣の心意気がみてとれます。
はらちゃん

 

終末世界を描き独自路線へ

原作のバイオハザードシリーズでも、アンブレラが開発したTウイルスや生物兵器の影響により世界各地で紛争が起きていますが、今作では紛争というレベルを飛び越えて文明が崩壊しております。

作品全体に終末感が漂っており、これは原作シリーズにはない味付けです。

 

終末感漂う荒涼地帯にふさわしいものとして、罠をはって旅人を狩る「ヒャッハー!世紀末を暴力で生き抜くぜ」的な集団がいたり、武装トラックの集団がいたり、フェンスに囲まれた一軒家風のところにゾンビが野外フェスのように集っていたり、路線の違いを演出しています。

食料とガソリンが不足するというリアルな問題は、今まで弾薬ぐらいしか不足するものがなかった前作までと明らかに異質です。

 

とある勇者
砂に埋もれたラスベガスを描くなど、架空の都市であったラクーンシティや研究施設が舞台であった前作と趣が異なるね。
より現実的で身近な物語として描かれているね!
はらちゃん

 

原作キャラ追加と前作キャラ再登場

原作ゲーム『バイオハザード』シリーズから、金髪オールバックとサングラスでおなじみのウェスカーと活動的な女性クレアが参戦。

その上、前作登場キャラのカルロス・オリヴィエラとLJまで姿を現しています。

原作ゲームファンはもちろん、映画『バイオハザード』シリーズのファンにとってもうれしい内容となっています。

 

ウェスカーはコスプレしやすい金髪オールバックとサングラスでアンブレラ幹部として君臨し、クレアはいつものポニーテールこそ失われているものの行動力にあふれ、面倒見のよいキャラクターはそのまま、作品内では原作にない胸元アピールまでしております。

LJは相変わらずの減らず口で場をなごませ、カルロスはナイスガイぶりに磨きがかかっています。

Tウイルスの感染拡大後もどうにか生き延びてきた、地に足がついた人物として扱われてますね。

 

地獄絵図の大量カラス襲撃シーン

現代日本でもカラスの発生が問題になっていますが、映画『バイオハザードIII』はそんなレベルではないです。

地上が暗くなるほどの大群が旋回しながら人間を襲ってきます。

それを爆発で迎えうつシーンは、炎の雲と焼け落ちるカラスによって地獄絵図のような様相です。

 

制作陣の気合いが感じられるすさまじい光景なのです。

芥川龍之介の小説に『地獄変』という作品がありますが、その中にかいま見える創作者の執念にも似たこだわりと、終末後の雰囲気がタッグを組んだ、恐ろしくも印象的なシーンとなっています。

 

とある勇者
通常のゾンビ映画では、あそこまでこだわったシーンはお目にかけられないね。
これはアクションホラー映画である『バイオハザード』シリーズの面目躍如!
はらちゃん
とある勇者
スタイリッシュかつ独創的な画作りで、通常のホラー映画との差別化をはかっているね!

 

ククリナイフ大活躍のアクションシーン

ラクーンシティを舞台にした前作に比べると弾薬が限られているため、近接戦闘が多くなっています。

その時に活躍するのが、まるでブーメランみたいな形状のククリナイフ

二丁拳銃がお好きな主人公アリスは、ククリナイフを扱う時も二刀流。

流れるような動きでゾンビをぶった切っていきます。

 

とある勇者
スレンダー美人ミラ・ジョヴォヴィッチが演じるアリスはイケメンぶりが上がっており、一作目の前半でおびえていた姿はどこへやら・・・。笑
世紀末覇者を名乗ってもおかしくない戦闘能力と雰囲気を有しているね。
はらちゃん
とある勇者
銃撃ばかりに頼らないのも、枯渇気味の弾薬事情を表現していてリアルだね!

 

『バイオハザードIII』のイマイチなところ

原作要素かなり薄めに

一作目は『バイオハザード1と2』二作目は『バイオハザード2と3』がベースとなっていますが、今作は名前と設定の一部とクリーチャーを使った程度になっています。

アポカリプスものアクションホラーとして価値はあるものの、原作シリーズの映画化を期待していた人にとっては「味うすっ!病人食かな?」という薄味になっています。

 

また、前作において無事にヘリで脱出したはずのジル・バレンタインやアンジェラ・アシュフォードの消息が聞こえてこないのも残念。

原作シリーズでは四作目がシステム的な転機となっていますが、映画シリーズは今回の『バイオハザードIII』が転機となっているようですね。

 

クリーチャーのバリエーション減少

原作シリーズに登場するクリーチャーは今回も暴れておりますが、バリエーションは前作より減っています。

ゾンビだけは投げ売り状態で腐るほど地上に徘徊しています。

 

今回は悪役のアイザックス博士によって強化された走るゾンビも登場します。

この走る「ご活発」なゾンビは映画独自のものではなく、リメイクの『バイオハザード』に出て来るクリムゾンヘッドの模様。

特徴的なスキンヘッドに強化された身体能力、通常のゾンビより高い知能で噛みつき以外の肉弾攻撃も仕掛けてきます。

原作ではクリムゾンヘッドの名の通り赤みを帯びていましたが、作品内では青黒い血管が体の縦横にはしる姿で描写されています。

 

ゾンビ化カラスは原作の初代バイオハザードから登場するクリーチャー。

単体では大した強さも迫力もありませんが、作品内では空を覆い尽くす量のカラスが、わずかに生き延びた人間たちを襲撃します。

 

ゾンビ犬は映画一作目からのフル出場です。

今回はならず者一味の愛犬(?)として登場します。

その俊敏性は通常ゾンビの比ではありません。

 

そして、ナンバリングタイトルではない『バイオハザードコードベロニカ』からまさかのバンダースナッチ登場。

しかも、映画の一作目でリッカーがボスを務めたのと同様に、ボスとして抜擢されアリスの前に立ちはだかります。

片方の腕だけ異様に伸びるいびつな姿は、悪役としてアリスを苦しめてきたアイザックス博士にぴったり。

とはいえ、前作のネメシスに比べると小粒な感じは否めません。

 

とある勇者
これだけ見るとバリエーションは多く感じるけどね・・・。
前作に比べると、少ない印象は受けるね。
はらちゃん

 

見せ場が欲しかった前作キャラ

前作からカルロスとLJが参戦し、映画シリーズとしてつながりを感じさせてくれるのは嬉しいのですが、適当に噛まれ適当にゾンビ化するいつもの流れはやめて欲しかったです。

 

カルロスに関して男ぶりを上げる見事な突入シーンはあるものの、貴重なコメディ要員のLJは特に見せ場無くゾンビ化してしまいます。

今作で初登場のキャラはもっとひどく、アリスの添え物扱いでどんどん犠牲になっていきます。

ようやく視聴者が名前を覚えるタイミングで、次々に死んでいく感じです。

 

はらちゃん
独自路線をとるなら、オリジナルキャラも少しは大事にしないとバランスが悪い気がしますね。

 

超能力と大量クローンで良くわからない展開に

制作陣のアリス愛が更に過熱したのでしょうか、超能力が強化された上、最後には自らのクローンたちと連帯します。

超能力強化で何でもあり状態が進んだうえに、右を見ても左を見てもアリスアリスアリス。

『ドキッ!アリスだらけの水泳大会』や『クローンの培養液全部抜く』みたいな番組が制作できるレベルです。

特殊能力をもたない原作キャラとの実力ギャップは開くばかりなのです。

あまりにも強くなりすぎたため、「仲間といるとかえって安全ではなくなる」と孤独な存在になってしまいました。

完全に超人扱いなのです。

 

『バイオハザードIII』はこんな人にオススメ

『バイオハザードIII』は下記のような人にオススメできる映画です!

こんな人にオススメ

  • 戦う女主人公が好きな方
  • アポカリプスものが好きな方
  • アクションホラー映画が好きな方
  • ゾンビとカラスの物量作戦が観たい方
  • 冷酷非情な博士の悪役ぶりを観たい方
  • セクシー寄りのクレアが観たい方
  • 独自路線でもOKな方

 

『バイオハザードIII』の口コミ

作品を追うごとに、ゾンビも進化していますね。笑
はらちゃん

 

超能力を使うとなんでもありになってしまうので、ここは賛否が分かれそうですね・・・。
はらちゃん

 

確かに世界観としては似ているかもしれませんね!
はらちゃん

 

『バイオハザードIII』を視聴できるVOD

『バイオハザードIII』が見放題対象となっているオススメVOD(ビデオ・オン・デマンド)は、下記の通りです。

オススメVOD

  • Amazonプライム・ビデオ
  • U-NEXT

 

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『バイオハザード』シリーズのご紹介

映画『バイオハザード』はシリーズ化されており、全6作からなっています。

シリーズ一覧

  • バイオハザード
  • バイオハザードII アポカリプス
  • バイオハザードIII
  • バイオハザードIV アフターライフ
  • バイオハザードV リトリビューション
  • バイオハザード: ザ・ファイナル

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『バイオハザードIII』のまとめ

原作ゲーム『バイオハザード』の物語をベースにしない独自路線へと舵を切ったのが本作です。

一部のキャラクターやクリーチャーを採用しているものの、終末を迎え砂漠化した世界は原作シリーズとはかけ離れています。

迫力のある襲撃シーンや流れるような格闘アクションは見応えがあり、原作シリーズへのこだわりをなくして視聴すれば、良質なアクションホラーです。

文明が崩壊し荒廃した様子もよく描けていて、アリスの孤独と寂しさは身に迫るものがあります。

原作ファンであればあるほど、評価が厳しい作品になるかも知れませんね。

総合評価

3.5点 / 5.0点

最後までお読み頂きありがとうございました。




 

この記事の著者の執筆作品

オブザデッドレビュー34発

著書名:オブザデッドレビュー34発
電子書籍サービス:Kindle
紹介文:林立するゾンビ映画をひたすらレビュー!『○○オブザデッド』が多すぎて困っているホラー映画好きのあなたに送る一冊です。

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