今回はずーっと観たいと思いながらも避けてきた『マッドマックス』のレビューをしたいと思います。
この作品は個人的にずっと気になってました。
正直言いますと、パッケージから見て分かる脂ギッシュで男臭そうな世界観が引っかかっていて、なかなか観る気にはなりませんでした・・・。笑
しかし、某レンタルショップで度々特集され、オールディーズ世代からも根強い人気を誇っているという本作品を観ていないことへの罪悪感みたいなものがずっとあったので、今回意を決してチャレンジしてみました。
あらかじめお伝えしておきますが、私は車やバイクなど一切詳しくないので、そういうメカに対する魅力は分かりません。
その辺りはご容赦くださいね。
なお、当記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
あらすじ・作品情報
近未来、暴走族と戦いを繰り広げる警官たち。
友人に続いて妻と息子を殺されたマックスは遂に暴走族への復讐に出る。
舞台がオーストラリアの原野だからこそ成し得たカーチェイス・シーンの凄さで、一躍豪映画界を世界に知らしめた傑作アクション。
引用元:Yahoo!JAPAN 映画
マッドマックスの監督は「ジョージ・ミラー」。
マッドマックスシリーズは非常に人気があり、「マッドマックス2」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と次作が放映されています。


マッドマックスの予告編
マッドマックスの良いところ4つ
西部劇のような世界観
この映画はまるで西部劇を見ているようでした。
「最後に頭洗ったのいつですか?」と問いたくなるような脂ベトベトの頭髪と、髭ボーボーのむさ苦しい男たちが次から次へと登場します。笑
彼らの騒ぎ方のまた下品なこと!
間違いなく予算の都合で(笑)、ほとんどの舞台は荒涼とした大地です。
びっくりするほど何もない道路に、無意味にイキリ散らしたむさ苦しい男達がバイクを乗り回して大騒ぎしています。
ファッションこそ“北斗の拳”のようなジャケット?類が多いですがその世界観はまるで西部劇そのもの!
西部劇特有の泥臭い男達の野性味あふれた活躍を見たい方にはおススメです。
あ、そうそう私見逃しませんでしたよ!




メル・ギブソンの男前ぶり
先述の通り、ほとんどのキャラクター達は汗と泥と油にまみれたむさ苦しい見た目をしていますが、それはまるで主人公であるマックス(メル・ギブソン)のイケメンぶりを引き立てるために存在しているかのようです。
本当によく集めたな思えるくらいの、片っ端から不細工で不潔な男達が集まっていますが、マックスとその妻子だけは物語の中で異彩を放っています。

赤ちゃんがとにかく可愛い!


この男だらけのむっさーい世界観の『マッドマックス』ですが、唯一癒される存在がこの赤ちゃんです。
マックスの息子であり、見た感じまだちゃんと立てていないので、1歳に満たないくらいでしょうか。
そのベイビーが度々シーンに現れるのですが、その無垢に遊ぶ姿に心癒される方は多いでしょうね。
終盤、マックスに対する復讐とはいえ、あのベイビーを轢き殺すなんていくらなんでも許せませんね!!
他にもマックスが飼っているワンちゃんが時折現れますが、こちらもなかなか癒されポイントです。
最強ばーちゃん現る!
物語中盤からマックス夫婦は逃避行のため伯母の農場に逃げこむことになりますが、トーカッター率いる暴走集団は容赦なく妻ジェシーに襲いかかってきます。
子供を人質に取られ絶体絶命!?となったその時、助けに来たのは主人公のマックスではなくまさかのおばーちゃん!!
頼りない銃を持ちながらも気迫は十分で5、6人はいたであろう暴走集団を納屋に閉じ込めてしまいます。



マッドマックスの良くないところ2つ
テンポが悪すぎてダレるストーリー
マッドマックスのあまり良くない点として、まずテンポの悪さが挙げられます。
この映画ではバイクと車のぶつかり合い、逃げる人を追っかけたりととにかくチェイスシーンが多いです。
しかし、そのチェイスシーンにメリハリがなく、また荒涼とした大地が広がる背景のせいで、実に間延びしています。
暴走集団もマックス達に対する逆恨みをしたいというのが彼らの原動力なはずですが、あまりに無意味なシーンや回りくどすぎる行動が多く、一体彼らは何をしたいのか分からなくなりました。
マックスに復讐するなら早くやればいいのにと・・・。


無能すぎる主人公マックス
暴走集団のビジュアルも目的意識に欠けた無意味な行動も少し魅力に欠けますが、一番残念なのは主人公であるマックスがあまり活躍しないことです。
物語中盤から、敵の集団はマックスの妻子に対して襲撃をかけてきます。
妻ジェシーがビーチに行った際に襲いかかってくる敵達、それを助けられないマックス。
そして、森の中に敵を探しに行ったかと思えば、その隙にまたジェシーと子供がピンチにあっている。
まるで、全く助けられないマリオと、すぐにクッパにさらわれてしまうピーチのようですね。笑
例が悪ければすみません・・・。汗
そのピンチにマックスが現れるかと思いきや、現れたのは前述の通り最強ばーちゃん!
一体何をやってるんだマックス!!
妻子のそばにいてその腕前を見せてくれよ!!
なーんて思っていたらあっという間に妻子は敵に轢き殺されてしまい、またタイミングを逃し駆けつけたマックスは、そこで悲しみに打ちひしがられるわけです。
マックス・・・。
それは無能すぎますよ・・・。
『マッドマックス』を視聴できるVOD
『マッドマックス』が見放題対象となっているオススメVOD(ビデオ・オン・デマンド)は、下記の通りです。
オススメVOD
- Amazonプライム・ビデオ
- U-NEXT
Amazonプライム・ビデオ
Amazonプライム・ビデオは月額400円と非常に安価で、多くの映画やドラマ、アニメなどを視聴することができます。
※2019年2月時点の情報です。
また、30日のお試し無料期間が付いているので、まずは無料体験から始めてみましょう!
U-NEXT
U-NEXTの月額料金は少し高いですが、毎月1,200ポイントが付与され、さらに最新作品を他のVODよりいち早く視聴することができます。
※2019年2月時点の情報です。
こちらも、31日のお試し無料期間が付いているので、ぜひ体験してみてください。
マッドマックスのまとめ
映画『マッドマックス』のレビューについて、書いてきました。
個人的な印象としては、とにかく最強ばーちゃんの鬼メンタルが目立つ作品でした。
あとは、荒涼とした大地にむさい男達が集まる西部劇的な世界観が印象に残りました。
某バイカー達の間で、今でも人気がある“マッドサークル”のシーンもここで見られます。
否定的な意見も書きましたが、アクション映画としてはさすがシリーズ化されるほどではあるなという感想です。
ぜひご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。